初級シスアド稼働率平成14年秋期問16解説
解答:エ
MTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修理時間)から稼働率は次の式で求められる。
稼働率 = 1 −( 1 − 装置1の稼働率 ) × ( 1 − 装置2の稼働率 )
MTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修理時間)がともに1.5倍になるということは、分母と分子の両方を1.5倍するということである。したがって、分母と分子に同じ数を掛けた場合は、同じ値になる。
以下の式は、MTBFが10、MTTRが6のときの例である。
10 + ( 10 + 6 )=0.625
分子と分母を1.5倍する。
15 + ( 15 + 9 )=0.625
以上からも、アベイラビリティ(稼働率)は1.5倍する前と変わらないことが分かる。