初級シスアドSQL過去問題解説

解答:イ

グループ関数の問題である。グループ集計関数は、指定された列の集計などをおこなう関数である。

グループ関数種類は、表に示すとおりである。

グループ関数
関数機能記述例
SUM合計を求めるSUM(列名または、計算式)
AVG平均を求めるAVG(列名または、計算式)
MAX最大値を求めるMAX(列名または、計算式)
MIN最小値を求めるMIN(列名または、計算式)
COUNTレコード(行)数を数えるCOUNT(列名),COUNT(*)

各解答群の実行結果を1つずつ見ていこう。

ア SELECT AVG(数量) FROM 出庫記録 WHERE 商品番号='NP200'
商品番号が'NP200'の行を抽出し、数量の列の平均を求める。'NP200'の行は次の2行である。したがって、数量の平均は2である。
NP200の行
商品番号数量
NP2003
NP2001
実行結果
AVG(数量)
2
イ SELECT COUNT(*) FROM 出庫記録
出庫記録表の行数を数える。出庫記録表の行数は4である。
実行結果
COUNT(*)
4
ウ SELECT MAX(数量) FROM 出庫記録
数量の列の最大値を求める。数量の列の中で最大値は、3である。
実行結果
MAX(数量)
3
エ SELECT SUM(数量) FROM 出庫記録 WHERE 日付 = '20031011'
日付が'20031011'の行を抽出し、数量の列の合計を求める。'20031011'の行は次の2行である。したがって、数量の合計は3である。
日付が200310141
日付数量
200310111
200310112
実行結果
SUM(数量)
3
類題
初級シスアドSQL過去問題平成13年秋期午前問29
初級シスアドSQL過去問題平成11年 春期 午前 問45
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