初級シスアドSQL過去問題解説
解答:ア
初級シスアド試験ではこのタイプの問題はこの問題以外は出題されていないが、関係データベースの主キーや外部キーを理解するのにいい問題である。
この問題では以下の3つがポイントである。
- PRIMARY KEY(主キー)
- FOREIGN KEY(外部キー)
- CHECK句
PRIMARY KEYは主キーの指定である。主キーは表の行を特定できる列である。したがって、主キーの指定をされた列内では同じ値は同じ値は登録できない。
FOREIGN KEYは外部キーの指定である。FOREIGN KEYの指定は次のとおりである。
FOREIGN KEY 外部キー名 REFERENCES 表名
FOREIGN KEYで指定された列とREFERENCESで指定した表の列を関連付けを行う。言い換えれば、REFERENCESで指定した表の列を参照するということである。したがって、FOREIGN KEYで指定した列の値はREFERENCESで指定した表の列に存在する値しか記録できない。
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CHECK句は指定した列の値をチェックする。この問題の場合は、S_AGEが18以上かつ60以下でなければならない。
以上から登録できるデータの条件は次のとおりである。
- S_CODE(主キー)が既に登録されている値と重複しないこと
- BU_CODE(外部キー)はBUSHOのBU_CODEに存在する値であること
- S_AGEが18以上かつ60以下であること
- 解答群の解説
- イ S_CODEが‘111’は既に存在するので追加できない。
- ウ BU_CODEの‘B04’は「BUSHO」に存在しないので追加できない。
- エ S_AGEが17は追加できない。
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