初級シスアドSQL過去問題解説
解答:ウ
実行結果である結果を見ると、抽出する列は商品番号ともう一列である。この列の数値を見ると、商品番号ごとの注文数量の合計であることが分かる。このようにこの列はどのような値を表示しているのだろうと考えることがポイントである。結果の表を整理すると次のようになる。
- 抽出する列は、「商品番号」と商品ごとの注文数量の合計
- →SELECT句
- 注文表から結果を得ている
- →FROM句
- 抽出条件なし
- →WHERE句
- 商品番号ごとの合計を求めているので、商品番号でグループ化する。
- →GROUP BY句
以上からSELECT文を組み立てると、次のようになる。
SELECT 商品番号,SUM(注文数量)
FROM 注文
GROUP BY 商品番号
GROUP BY句でグループ化を行うえでの注意点は、グループ関数を除いてSELECT句で指定された列がGROUP BY句で指定されていなくてはならないということである。ア、イとエはこの点からも間違いである。
- 関連ページ
- SQL講座 グループ化(GROUP BY)