MAX関数で指定した範囲の最大値を求める
Excelにおいて、指定された範囲の最大値を求めるには、MAX(マックス)関数を使用します。MAX関数とは反対に指定された範囲の最小値を求めるのは、MIN関数を使います。
MAX関数の概要は次のとおりです。
種別 | 統計関数 |
---|---|
書式 | MAX([範囲]) |
機能の概要 | 引数で指定された範囲の最大値を求める |
MAX関数の使い方
セル【C3】からセル【C7】の範囲の最大値をセル【C8】に求める場合は、セル【C8】にMAX関数を次のように入力します。(図1)
=MAX(C3:C7)
図1 MAX関数の使用方法
MAX関数は引数(関数に渡す値。()内に記述するもの)で指定された範囲や数値の最大値を求める関数です。SUM関数やMIN関数、AVERAGE関数と同様、指定された範囲の数値だけが最大値を決める対象となります。指定した範囲に数値以外が入力されているセルは無視されます。(図2)
図2 MAX関数では数値データ以外は無視される
MAX関数とMIN関数を使ってデータの範囲を知る
MAX関数とMIN関数を使って、データの散らばり具合を知ることができます。「最大値-最小値」を計算することでデータがどれくらいの範囲にあるのか分かります。
例えば、セル【C3】からセル【C7】におけるデータの範囲を知りたいのなら、次の計算式で求められます。
=MAX(C3:C7)-MIN(C3:C7)
「最大値-最小値」をレンジといいます。データのばらつきを表す指標は標準偏差STDEVP関数があります。
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