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初級シスアド過去問題

バックアップシステム構成におけるホットサイトに関する記述として,適切なものはどれか。

初級シスアド 平成20年度 秋期 問11

  • ア 共同利用型のサイトを用意しておき,障害発生時に,バックアップしておいたデータやプログラムを搬入してシステムを復元し,業務を再開する。
  • イ 待機系サイトとして稼働させておき,ネットワークを介して常時データやプログラムの更新を行い,障害発生時に速やかに業務を再開する。
  • ウ 予備のサイトにハードウェアを用意して,定期的にデータやプログラムを搬入して保管しておき,障害発生時にはこれら保管物を活用してシステムを復元し,業務を再開する。
  • エ 予備のサイトをあらかじめ確保しておいて,障害発生時には必要なハードウェア,データやプログラムを搬入し,業務を再開する。

初級シスアド過去問題解答と解説

解答:イ

コンピューターシステムのバックアップ体制には以下の3つがある。

ホットサイト
現在使用しているシステムとまったく同じシステムを常に稼働できる状態にしておく。データも使用しているシステムと同期を取っている。したがって、使用しているシステムに障害が発生した場合、即時に切り替えてシステムの運用を再開できる。
ウォームサイト
常に稼働状態にしておくが、データの同期は取らない。このため障害が発生したときは、使用していたシステムから、データを移してからでないと使用できない。
コールドサイト
システムを稼働するのに最低限必要な回線などを別の場所に用意し、現在使用している場所が使用できなくなったとき、システムの運用に必要なハードウエアやソフトウエアを持ち込み、システムを使用できるようにするもの。