1. トップ
  2. 初級シスアド講座
  3. 初級シスアド過去問題一日一問
  4. バックナンバー

スポンサードリンク

初級シスアド過去問題

メモリリークが発生すると予想されるか又は発生した場合に,被害を少なくするために有効な方法として,適切なものはどれか。

初級シスアド 平成20年度 秋期 問9

  • ア 定期的に仮想記憶で使用する磁気ディスクの媒体チェックを行う。
  • イ 定期的にシステムを再起動する。
  • ウ 定期的にメモリダンプを採取する。
  • エ 複数のアプリケーションを同時に起動する。

初級シスアド過去問題解答と解説

解答:イ

通常実行が終了したプログラムは、メモリ上から解放される。メモリーリークは、プログラムの実行終了後もメモリ上にプログラムが残ったままの状態のことをいう。メモリーリークが発生すると、使用できるメモリが少なるのでほかの処理が遅くなったりする。

メモリーリークを解消する方法は、実行が終了したプログラムをメモリ上から消去するためにシステムを再起動することである。

  • ア メモリーリークはメモリ上の問題である。したがって、磁気ディスクのチェックを行ってもメモリリークの解消には役立たない。
  • ウ メモリダンプは、メモリ上のデータをファイルなどに保存することである。メモリリークの原因を究明することには役立つが、メモリリーク解消には役立たない。
  • エ メモリーリークが発生しているときは、使用可能なメモリが少なくなっているので複数のアプリケーションを同時に起動することで、システムのパフォーマンスがさらに低下する。