重複した行をまとめる(DISTINCT)

SELECT文で学籍表において、どの都道府県の出身者が登録されているか知りたいときはつぎのSELECT文を実行すればよい。

《例題1》

学籍表にどの都道府県の出身者が登録されているか表示する。

学籍表
学籍番号氏名性別年齢出身地学科
94001浅田 一郎21兵庫県情報
94003石田 美穂22大阪府公務員
94012上原 二郎19福岡県情報
94015江崎 優香20福岡県情報
94021大和 三郎21山口県公務員
SELECT文

SELECT 出身地

FROM 学籍表

実行結果
出身地
兵庫県
大阪府
福岡県
福岡県
山口県

実行結果を見ると、兵庫県、大阪府、山口県は1行である。それに対して、福岡県は2行である。学籍表に登録されているデータが少ないので実行結果のように表示されても見にくくはない。しかし、登録されているデータ数が増えてくると同じ行がいくつも表示されれば見にくくなる。

このようなときは、重複した行を1行にまとめてやるとよい。重複した行を1つにまとめるには、SELECTの後にDISTINCTを指定する。

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《例題2》

SELECT文の後にDISTINCTを指定して、学籍表にどの都道府県の出身者が登録されているか表示する。

SELECT文

SELECT DISTINCT 出身地

FROM 学籍表

実行結果
出身地
兵庫県
大阪府
福岡県
山口県
Point DISTINCTは重複した行を1つにまとめる
SELECT文でDISTINCTを指定したときのイメージ