条件に一致した情報(行)の抽出(WHERE句)
WHERE句を指定することで条件に一致した行だけを得ることができる。例えば、性別が「男」の情報だけを表示させたい場合などである。
《例題》
学籍表から性別が「男」の学籍番号、氏名、性別と年齢の列を表示させる。
学籍表
SELECT文
SELECT 学籍番号,氏名,年齢,性別 ← 表示させる列名を指定する
FROM 学籍表
WHERE 性別='男' ←抽出条件の指定
WHERE 性別='男' ←抽出条件の指定
--実行結果--
WHERE句で指定された性別が「男」の学籍番号、氏名、年齢と性別の行が表示されている。
抽出条件(検索条件)を指定する場合はWHERE句を見ると分かるように、
[左辺 比較演算子 右辺]
という形式で記述する。比較演算子には次のものがある。
比較演算子
比較演算子 | 意味 | 記述例 |
---|---|---|
= | 等しい | 年齢=20,性別='男' |
> | 大きい | 年齢&g;t20 |
>= | 以上 | 年齢>=20 |
< | 小さい | 年齢<20 |
<= | 以下 | 年齢<=20 |
<> または NOT= | 等しくない | 性別<>'男',性別 NOT= '男' |
左辺や右辺には文字や数字を直接記述してもよい。数字はそのまま記述し、文字は「'」で囲む。このように文字や数値を固定的な値で表現したものを定数またはリテラルと呼ぶ。