データベースの種類と概要
データベースとは
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データベースとは、データを一定のルールで蓄積し、必要に応じて取り出せるようにしたものである。
例えば、携帯電話のアドレス帳は、身近なデータベースの一例である。アドレス帳に、住所や名前、電話番号、生年月日などを登録しておき必要なデータを取り出すことができる。
ここでは、以下のことを解説する
- データベースの主な機能
- データベース管理システムについて
- データベースの種類
データベースの主な機能
データベースを使う目的は、いろいろな面でファイルでデータを処理するのに比べて優れている機能があるからである。データベースの主な機能はつぎのとおりである。
Point データベースの機能
- データの共有
- データをプログラムから独立させることができる
- データの矛盾を排除
- データの安全性
データベース管理システム
データベース全般を管理するソフトウエアをデータベス管理システム(DBMS:Database Management System)という。データベースの定義、データベースの操作やデータベースの制御をおこなう。
Point データベース管理システムの機能
- データベースの定義
- データベースの操作
- データベースの制御
データベースの種類
データベースは、以下の3種類がある。
- 階層型データベース
- 網型データベース
- 関係データベース
それぞれのデータベースの特徴は次のとおりである。
データベースの種類と特徴
データベース | 特徴 | |
---|---|---|
階層型データベース | 親レコード | 複数の子レコードを持つ |
子レコード | 1つの親レコードしか持てない | |
網型データベース | 親レコード | 複数の子レコードを持つ |
子レコード | 複数の親レコードを持つ | |
関係データベース | データを表で表す。関係データベースは、複数の表を関連させて使用するところから、リレーショナル型データ・ベース(Relational Data Base)とも呼ばれる。 |
各データベースの特徴
関係データベース
関係データベース(Relational Data Base)は、データを行と列の表で表したものである。最近では企業などで採用されるデータベースの多くは、関係データベースである。また、初級シスアドの試験でも関係データベースに関連する内容が多く出題されている。
関係データベースにおける各部の名称は図のとおりである。これはしっかり覚えて欲しい。SQLなどを学習するときに表の各部分の名称があいまいだとどこの部分のことか分からないので、SQLなどをマスターするのに時間がかかるからだ。