特定の文字を含む行を抽出する(LIKE演算子)
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抽出するデータがはっきり分かっていれば、「名前='大和 三郎'」とWHERE句を指定すればよい。しかし、抽出する条件があいまいな場合がある。例えば、「大和」というの姓は分かるが、名前が分からない場合もある。このようなあいまいな条件でデータを抽出するするときはLIKE演算子を使用する。LIKEは指定した文字または文字列と一致するものを抽出する。このためLIKE演算子を使った抽出をパターンマッチングと呼ぶこともある。
LIKE演算子で使われるのが「%」である。これはメタ文字などと呼ばれる特殊文字である。メタ文字の使い方は次のとおりである。
メタ文字の使い方
| 使用例 | 意 味 |
|---|---|
| XX% | 先頭がXXで始まる |
| %XX | 最後がXXで終わる |
| %XX% | XXを含む |
LIKE演算子の記述形式は次のとおりである。
LIKE演算子の記述形式
列名 LIKE 文字列
《例題》
学籍表から名前の先頭文字が「石」で始まる氏名、学科、年齢と性別を表示する。
学籍表
SELECT文
SELECT 氏名,学科,年齢,性別
FROM 学籍表
WHERE 氏名 LIKE '石%'
− 実行結果 −
先頭の文字が'石’であるデータが抽出されている。
