初級シスアド 平成16年 春期 問68 解説

解答:イ

初級シスアドにおけるアローダイヤグラムに関する出題ではクリティカルパスを求める問題がほとんどであった。クリティカルパスを求めるには、各経路の作業時間の合計が一番多いものを選べばよい。したがって、最早結合点時刻や最遅結合点時刻、余裕日数は知らなくても正解を出すことができる。

この問題は、最早結合点時刻、最遅結合点時刻と余裕日数を求める問題であるから、アローダイヤグラムをより深く理解していないと解答できない問題である。初級シスアド講座 アローダイヤグラムを読んで、クリティカルパスに加えて最早結合点時刻、最遅結合点時刻と余裕日数の求め方も理解して欲しい。

最早結合点時刻、最遅結合点時刻と余裕日数の求め方は以下のとおりである。

  • 最早点結合点時刻=前の結合点の最早結合点時刻+前の作業時間
  • 最遅結合点時刻=次の結合点の最遅結合点時刻−次の作業時間
  • 余裕日数=最遅結合点時刻−最早結合点時刻

結合点Dのそれぞれの日数は以下の通りである。

最早結合点時刻=2日(Bの最早結合点時刻)+3日=5日

最遅結合点時刻=9日(Eの最遅結合点時刻)− 2日=7日

余裕日数=7日−5日=2日

スポンサードリンク

関連ページ
初級シスアド講座 アローダイヤグラム
初級シスアド分野別過去問題 アローダイヤグラム