初級シスアド 平成16年 春期 問67 解説

解答:ウ

初級シスアドの試験において先入先出法による在庫金額の計算は近年よく出題されているので必ずマスターして欲しいテーマである。

商品有高帳より出庫数を求める。出庫数は以下の式で求められる。

出庫数=期首有高+期中の仕入れ数の合計−期末有高

10+(1+2+3+4)-12=8個

先入先出法は、先に仕入れた商品から出庫していくという考え方である。言い換えると、古い商品から出庫していくということである。したがって、一番古い期首の10から8を引いてやる。そして、それぞれの個数と単価から金額を求め、その合計を求めればよい。

個数単価金額(千円)
期首2102×10=20
4月1111×11=11
6月2122×12=24
7月3133×13=39
9月4144×14=56
合計150

在庫金額の評価方法としては、先入先出法のほかに後入先出法、移動平均法がある。詳細は初級シスアド講座 在庫金額の計算を参照して欲しい。

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