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初級シスアド 平成16年 春期 問18 解説
解答:イ
初級シスアドでは、過去にもメールのエラーメッセージに関する問題が何度か出題されている。「Returned mail:Host unknown」と「Returned mail:User unknown」の違いを理解して欲しい。
インターネット上で何らかの原因でメールが相手に届かなかったときは、送信者にエラーメッセージと共にメールが戻される。「Returned mail:○○ unknown」というエラーメッセージが返ってくる原因は、メールソフトのメールアドレスの間違いである。間違う場所によって返されるエラーメッセージが違う。
- Returned mail:Host unknown
- ホストが存在しないという意味である。ホストとは、TCP/IPネットワーク上で接続されているコンピューターや機器、装置のことである。このエラーメッセージが返される原因は、メールアドレスの“@”より右側のドメインの指定に誤りがあるときである。
- Returned mail:User unknown
- ユーザーが存在しないときに返されるエラーメッセージである。この原因は、メールアドレスの“@”より左側のユーザーの指定に誤りがあるときである。
- ア 相手のメールサーバーが停止していれば、「Returned mail:Host unknown」ではなく、「Unable to deliver mail」というエラーメッセージが返される。
- ウ メールサーバーの記憶容量をオーバーしたときに“Host unknown”のエラーメッセージは返さない。「The users account is temporarily over quota」などほかのエラーメッセージが返される。
- エ 通信相手と添付ファイルのエンコード方式とデコード方式が違うと、メールの受信側がメールを読めない可能性はあるが、メールは届けられるのでエラーメッセージは返ってこない。
メールのエラーメッセージに関する詳細は初級シスアド講座 メールのエラーメッセージを参照して欲しい。