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データチェック方法
初級シスアドでは、近年毎回データチェックに関する問題が出題されている。重要なテーマであるのでデータチェック方法とその内容を確実に理解して欲しい。
データの入力においてキーの入力ミスなどによって誤ったデータが入力されないように、データの入力時点で入力ミスを検出できるようするのがデータチェックの目的である。
データチェックの種類
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データチェックの方法としては、以下のものがある。
- チェックデジットチェック
- ニューメリックチェック
- リミットチェック
- フォーマットチェック
- 重複チェック
- シーケンスチェック
- バランスチェック
データチェックの方法
それぞれのチェック内容は次のとおりである。
チェックデジットチェック(check digit check)
チェック用のけたを設けて、そのけたにほかのけたの数字から、検査用数字を計算し、付加する。チェックデジットを設けることでデータ入力時にデータ入力のミスが検出できる。
入力されたデータを定められた計算式で計算し、チェックデジットと一致するかをチェックする。チェックデジットと一致すれば入力されたデータは正しい。一致しない場合は、入力されたデータの入力ミスである。
ニューメリックチェック(numeric check)
ニューメリック(numeric)は、数に関するという意味である。入力されたデータが数字であるかチェックを行うことである。
リミットチェック(limit check)
リミット(limit)は、限度や限界、範囲という意味である。入力されたデータが一定の範囲内に収まっているか、上限値を超えていないか、下限値を下回っていないかをチェックを行うことである。
例えば、月であれば1から12の範囲であるかや日にちであれば1から31までであるかチェックを行うのがリミットチェックである。
フォーマットチェック(format check)
フォーマット(format)は、形式や書式という意味である。入力されたデータが一定の形式に従っているかチェックを行うことである。
例えばメールアドレスにおいて入力データ中に@が入力されているかどうかをチェックし、入力データがメールアドレスであるかチェックを行うのがフォーマットチェックである。
重複チェック
入力されたデータがすでに入力済みでないかどうかをチェックする。言い換えれば入力データがで一意であるかチェックするということである。一意とは、ただ一通りに定められるという意味である。
シーケンスチェック(sequence check)
シーケンス(sequence)は連続や順番にという意味である。データが一定の順番に並んでいるかどうかをチェックする。
バランスチェック(balance check)
企業の財政状態を表す貸借対照表(バランスシート)のように借方と貸方のそれぞれの合計が一致しなければならいデータにおいて、借方と貸方を個別に計算して、それぞれの合計が一致するかチェックすることである。