初級シスアド講座

システム開発技法

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コード設計

システム開発をおこなうえでデータをそのまま使用せず、データにコードを付けて管理する。身近な例では、学籍番号や社員番号などがこれにあたる。コードを使用するメリットはつぎのとおりである。

Point コードを使用するメリット

●データ入力作業の軽減される
●データの分類や検索が容易である
●チェックディジットを付加することで入力ミスが防げる

例えば、商品名を入力するときに商品コードがあれば商品コードを入力すれば商品名が入力できるようになる。

コード化のメリット

また、コードの各けたに意味を持たせることで分類や検索が容易におこなえる。

分類や検索が容易に行える

チェックディジット(check digit)

チェックディジットは、コードの入力ミスを検出するために付加されるチェック用のけたである。

チェックディジットの生成方法はいろいろある。例えば、各けたの数値の合計を10で割った余りをチェックディジットとにするというような方法がある。

《例題》

5277にチェックディジットを付加する場合どのようなコードになるか。チェックディジットは末尾に付加する。チェックディジットの算出方法は、各けたの数値の合計を10で割った余りとする。

《解説》

チェックディジットを算出する。 (5+2+7+7)÷10=2…1
チェックディジットは1である。したがって、
52771
となる。
もし、52771を間違えて82771と入力すると、コンピューター側でチェックディジットを計算すると
(8+2+7+7)÷10=2…4
となり、入力されたチェックデジットと違うので入力ミスを検出できる。