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ネットワークとは
コンピュータをほかのコンピュータに接続せずに単独で使用している状態をスタンドアロンという。それに対して、コンピュータ同士を接続して使用することをネットワークという。
スタンドアロンとネットワークのイメージ
Point ネットワーク化を行うメリット
- 1.ハードウエア資源の共有
- ネットワークに接続しているCD-ROMドライブ、プリンターやハードディスクを共有できる。
- 2.ファイルの共有
- ネットワークに接続しているコンピュータのファイルを共有できる。
- 3.情報の共有
- グループウエアを使って情報を共有したり、書類や伝票の流れをネットワーク上で行うワークフローなどが行えるようになる。
LAN(Local Area Network) とWAN(Wide Area Network)
ネットワークは、接続する範囲によってLAN(Local Area Network)とWAN(Wide Area Network)の2つに分けられる。
LANは学校内や企業内などの狭い範囲のネットワークのことである。一方WANは、NTTなどの通信事業者の回線を使った広い範囲のネットワークである。
Point ネットワークは接続範囲でLANとWANに分けられる
- LAN(Local Area Network)
- 学校や企業内など狭い範囲のネットワーク
- WAN(Wide Area Network)
- 通信事業者の回線などを使った広い範囲のネットワーク
LANとWANの比較
通信範囲 | 通信料金 | 伝送速度 | |
---|---|---|---|
LAN | 狭い | 不要 | 速い |
WAN | 広い | 必要 | 遅い |
LANは内線電話のようなもので、会社や家の内線通話はいくら話をしても料金がかからない。WANはほかの会社や家に電話をかけて話をするようなものである。距離と時間で通話料金がかかる。
《例題1》
LANに関する記述として,正しいものを二つ選べ。
(初級シスアド 平成6年度 午前 問62)
- ア Local Access Networkの略である。
- イ 専用の通信路によって,屋根叉は敷地内など比較的狭い領域を接続する。
- ウ 電気通信事業者から回線を賃借して,遠距離を接続する。
- エ 月ぎめ,叉はデータの転送量に応じて費用がかかる。
- オ 一般に,WANに比べて伝送速度が速い。
正解:イとオ
《解説》
- ア LANはLocal Area Networkの略である。
- ウ 電気通信事業者の回線を使って通信を行うのはWAN(Wide Area Network)である
- エ LANは通信料金はかからない。
- オ LANはWANに比べて伝送速度が速い
《例題2》
次のLANの利用に関する記述中の[ ]に入れる用語の組合せとして,適切なものはどれか。
(初級シスアド 平成8年度 午前 問40)
社内のLANを使って[a]を利用している。[a]には,複数の人によって意思決定をするための[b]と呼ばれる機能がある。LANの上での[c]と呼ばれる機能を使えば,書類や伝票の流れをシステム化できる。
a | b | c | |
---|---|---|---|
ア | インターネット | 電子掲示板 | DFD |
イ | インターネット | 電子メール | ホームページ |
ウ | グループウエア | 電子会議 | ワークフロー支援 |
エ | グループウエア | 電子メール | DFD |
オ | テレビ会議システム | 電子会議 | 遠隔教育 |
正解:ウ
《解説》
問題文の記述はグループウエアに関する記述である。グループウエアは、グループで行う作業を支援するソフトウエアである。グループウエアには電子メール機能やあるテーマについて意見を書いていく電子会議室、書類の流れをネットワーク上で行うワークフロー機能などがある。
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