初級シスアド 平成16年 春期 問80 解説
解答:ウ
- ア 瑕疵(かし)とは、不具合や欠点のことである。瑕疵(かし)に関する取り決めを行っていないと、ソフトウエアで不具合が発見されたときに購入者と販売者間でトラブルが発生する可能性がある。購入時の契約に、瑕疵(かし)担保責任の取り決めを含むべきである。
- イ ソフトウエアの著作権は、ソフトウエアの製造元にある。無断でソフトウエアを改変したり、複製した場合は著作権法違反である。
- エ 著作者名は、著作者人格権の中の氏名表示権で著作者名を表示するかしないかを決めることができる。また、表示する場合でも実名か著作者がペンネームなどの変名か決めることができる。
著作権は著作者人格権と著作権(著作者財産権)の二つに分けられる。
著作者人格権
著作者のみが持つ権利である。第三者へ譲渡や相続はできない。以下の3つの権利がある。
- 公表権
- 氏名表示権
- 同一性保持権
著作権(著作者財産権)
財産的な意味を持つ著作権で、第三者へ譲渡や相続が可能である。
- 複製権
- 上演権・演奏権
- 上映権
- 公衆送信権・伝達権
- 口述権
- 展示権
- 頒布権
- 譲渡権
- 貸与権
- 翻訳権・翻案権
- 二次的著作物の利用権
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