初級シスアド 平成16年 春期 問79 解説

解答:イ

  • ア 模倣とは新たに作り出すのではなく、既に存在するものをまねることである。商品の模倣は、意匠法や商標法が適用される。
  • ウ 著作権法違反である。新聞の記事は著作権法の保護対象である。引用の範囲を越えて無断使用することはできない。
  • エ マンガのキャラクターは著作権法の保護対象である。しかし、著作物の私的利用においては、著作権法違反にならない。

不正競争防止法とは、事業者間の公正な競争を目的として制定された法律である。不正な手段を用いた営業上の競争相手に対して、差し止めや損害賠償を認めた法律である。不正競争防止法における「不正な手段」とは以下のことをいう。

  • 他人の商品、商号、商標、商品の容器や包装と同一もしくは著しく類似している商品の販売
  • 営業機密の不正な取得

不正競争防止法と著作権や産業財産権があり区別がややこしいが、悪質な商品のマネである場合は不正競争防止法が適用される。例えば消費者が間違えて商品を購入することを目的に他社製品をマネた場合などがこれにあたる。

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