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初級シスアド 平成16年 春期 問57 解説
解答：ア
最近、町中で企業が水戸黄門の印ろうのように“ISO9000取得”と掲げているのでISO9000って何だろうと思われる人も多いのではないだろうか。ISO9000シリーズは、顧客満足度の向上を目的とした品質管理および品質保証の国際規格のことである。
企業は顧客サービスと顧客満足度の高い品質管理と品質保証の国際規格を取得しているということをアピールしたいのである。
近年、初級シスアドの午前でISO9000シリーズに関するの出題が多い。ISO9000シリーズはぜひ理解しておきたいテーマである。
ISO9000シリーズは、1985年にISO（International Organization for Standardization；国際標準化機構）によって制定された。2000年に大幅な改訂が行われ、従来の品質の保証に加えて以下の項目が追加された。
- 顧客サービスおよび顧客満足度の向上
- 測定および分析のプロセス
- PDCA(plan do check action)サイクルによる改善
ISO9000シリーズの認定を受けることで以下のようなメリットがある。
- 品質の向上
- サービスの向上
- 品質の高さを対外にアピールできる
- 海外の取引が行いやすい
- 生産性の向上
- 文書による標準化
- 公共工事への入札参加条件を満たす
ちなみにIS09000と並んでよく目にするISO14001は環境を保護するための国際規格であるISO14000シリーズの中の環境マネジメントシステムである。
解答群の解説
- イ ISOS9000の要求事項を満たすのであれば必ずしも最新のツールや手法を使う必要はない。
- ウ ISO9000シリーズは品質管理および品質規定の会社全体のマネジメントシステムに対する規格である。それぞれの作業の詳細な内容までは規定せず、詳細はそれぞれの企業がISOS9000の要求事項に添って策定を行う。
- エ マネジメントシステムに対する規格であるので、詳細な規定はそれぞれの企業が策定する。
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