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初級シスアド 平成16年 春期 問32 解説
解答:ウ
DFD(data flow diagram)は、データの流れを図で表したものである。DFDは業務分析で使用される。DFDで視覚的に業務を表現するとデータの流れや処理との関係が容易になるため業務全体を把握しやすくなる。
DFDで使用される記号は次の4つである。
記号 | 名称 | 意味 |
---|---|---|
![]() | データフロー | データの流れ |
![]() | データの源泉と吸収 | データの発生源またはデータの受取先 |
![]() | プロセス(処理) | データの処理(加工) |
![]() | データストア | データの格納(ファイル) |
プロセスを区別しやすいようにプロセスにアルファベットを付けた。

まず、各プロセス(処理)を考える。Aは、顧客に関する処理である。顧客に関する処理は、受注処理か出荷処理のいずれかである。Cの処理で納品を行っているので、Cは出荷処理である。したがって、Aは受注処理である。
Dは仕入先にデータを渡している。仕入先に関する処理であるから、Dは発注処理である。
Eは、受注残にデータを格納してことから受注残に関する処理である。したがって、受注残処理である。
残りのBは、在庫引当処理である。
- C(出荷処理)に出荷指示のデータを渡している
- D(発注処理)にデータを渡している
- E(受注残)にデータを渡している
以上からも在庫引当処理であることが分かる。一般的に在庫引当処理は受注データを参照し、製品の在庫を確認する。在庫が引当可能であれば在庫数から引き当てる数を引いて在庫数の更新を行う。もし、在庫がなかったり、製品の数が足りない場合は製品を仕入れたり製造などを行うための処理を行う。

次にデータストアを考える。矢印の向きに注意して欲しい。受注処理はデータストア(1)を参照していることから顧客に関するデータであると考えられる。また、データストア(2)に書き出している。これは、受注に関するデータであると考えられる。
在庫引当処理を行う上で必要なデータは製品在庫データである。データストア(3)が製品在庫データである。
データストア(4)は、出荷に関するデータである。
DFDの問題ではプロセスから見たデータフローの矢印の向きに注目することが大切だ。矢印の向きの意味は以下のとおりである。これを覚えておくと解答を考えやすい。
