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初級シスアド 平成16年 春期 問27 解説
解答:ウ
1995年度の売上額を100としたときの客年の売上指数は、以下の式で計算できる。
B2(各年の売上額)/B2(1995年度の売上額)*100
計算においてかけ算と割り算の優先順位は同じであるから解答群のように以下の順番で計算してもよい。
100*B2(各年の売上額)/B2(1995年度の売上額)
解答群の計算式はすべて同じである。違うのはセルの参照指定である。
C3からJ3はB3の計算式を複写する。複写によって列がセルの自動調整によって変化する。1995年の売上額のセル番地B2が複写によって変わらないようにしなければならない。この問題では横方向に複写するので列が変化する。したがって、列が変化しないように列Bの前に絶対参照である$をつけなければならない。
絶対参照に対して、セルに入力された計算式を複写や移動することでセル番地の自動調整が行われることを相対参照という。
計算式や関数を複写するときなど、セルの参照指定が問題になる。セルの参照位置を固定する場合において、絶対参照と相対参照の使い分けは以下のことを基準に考えれば容易に答えが得られると思う。
- 計算式などを横方向に複写する場合
- 列を絶対参照指定する
- 計算式などを縦方向に複写する場合
- 行を絶対参照する
初級シスアドの表計算の問題をExcelで試してみよう!
セル番地の変化の理解を深めるためにExcelなど表計算ソフトを使って、実際に解答群の計算式を入力し、複写してセル番地がどのように変化するか実際に確認して欲しい。