スポンサードリンク

初級シスアド 平成16年 春期 問24 解説

解答:ア

SGML(standard generalized markup language)は、文書の論理構造を含めて文書データをデータベース化するためのマークアップ言語である。SGMLはハードウエアやソフトウエアの種類に関係なく読み書きできる。

  • イ SGMLはHTMLを拡張したものではない。その逆である。HTMLはSGMLをベースに作られたマークアップ言語である。
  • ウ MIDI(musical instruments digital interface)は、コンピューターやシンセサイザーなどの電子楽器どうしで演奏データのやり取りを行う規格のことである。
  • エ フォーマット済みの文書の交換には用いない。
マークアップ言語の関係

文書中の指定された部分であるハイパーリンクをクリックすると、ほかの文書に切り替わるような文書をハイハイパーテキストやハイパー文書という。Webページを記述するための言語であるHTML(hyper text markup language)はその一種である。

HTMLは、文書構造などをタグで定義する。文書構造やレイアウト情報、制御情報を記号(タグ)使って記述することをマークアップ(mark up)という。マークアップで記述する言語のをマークアップ言語という。

HTMLはSGMLをベースにWebページ専用に作成されたマークアップ言語である。HTMLのほかにXML(extensible markup language)がある。XMLもHTMLと同様にSGMLをベースに作成されている。HTMLのようにWebブラウザーで表示させることに加えて、以下の特徴がある。

  • ユーザーオリジナルのタグを定義することができる
  • 特定のデータを取り出すことが容易であるためデータベース化が行いやすい

XMLは、ニュースを配信するサイトやブログなどで最新記事の概要を配信するRSS(rich site summary)などに使われている。