スポンサードリンク

初級シスアド 平成16年 春期 問23 解説

解答:エ

DHTML(dynamic hypertext markup language)は、Webページにおいてユーザーの操作に応じて表示を変えるなど、動的なページや対話性を持たせることを目的にHTML(hypertext markup language)の機能を拡張したものである。HTML文書の中にJavaScriptやVBScript、CSS(cascading style sheets)を埋め込む。

例えばマウスポインタの動きに合わせて、表示する画像を切り替えたり、マウスポインタの形状を変えたりすることができる。また、DHTMLの機能により、対話性を持たせることができるため、ブラウザー上でユーザーの入力データのチェックなどが可能になる。

DHTMLでは、プラグインやActiveXコントロール、Javaアプレットなどプログラムサイズが大きく処理に時間がかかるものを使わなくても動的なページを作成することができる。

まとめ

DHTML(Dynamic HTML)
HTMLだけでは実現できない動的なWebページや対話性を持たせる>ためのHTMLの拡張仕様
JavaScript,VBScript
スクリプト言語と言われ、HTML内に記述しブラウザー側で実行されるプログラム言語。JavaScriptやVBScriptを使うことでWebページに動的な効果を与えることができる。
JavaScript,VBScriptのデメリットは、ブラウザーやOSなどの環境によって動作の違いがあることである。現在では環境によって動作の違いは少なくなったが、それでも環境によって動作の違いがあるので注意が必要である。
CSS(cascading style sheets)
HTMLの表示方法(デザイン)を指定するスタイルシート言語。HTMLは本来文字の大きさや色などの表示方法を指定する言語ではなく、文書構造とその内容を示すための言語である。このため表示法を指定するために用いられるのがCSSである。CSSの仕様はW3C(WWW Consortium)がW3C勧告として公開している。
アプレット(applet)
小規模なプログラムのことをいう。現在ではJavaのプログラムの意味であるJavaアプレットのことをアプレットということが多い。