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初級シスアド 平成16年 春期 問22 解説

解答:エ

インタプリタとは、原始プログラム(以下、ソースプログラム)を1命令ずつ機械語に翻訳し、実行する言語プロセッサである。

言語プロセッサは、人間が理解できるソースプログラムをコンピューターが理解できる0または1で表現した機械語のプログラムに翻訳するプログラムのことである。言語プロセッサはインタプリタのほかに以下のものがある。特にインタプリタとコンパイラの特徴と違いを理解して欲しい。

アセンブラ
アセンブラ言語で記述されたソースプログラムを機械語に翻訳する
インタプリタ
ソースプログラムを1命令ずつ機械語に翻訳し、実行する
コンパイラ
ソースプログラムをまとめて機械語に翻訳する
ジェネレータ
与えられた情報(パラメータ)に応じてプログラムを自動的に生成する

コンパイラは、ソースプログラムをまとめて機械語に翻訳するので、実行時に毎回、機械語に翻訳を行うインタプリタと比べてプログラムの実行速度はコンパイラのほうが速い。インタプリタは、プログラムを部分的に実行することが可能である。

言語プロセッサのまとめ

言語プロセッサ
ソースプログラムを機械語に翻訳するプログラムのこと。
コンパイラ
ソースプログラムをまとめて機械語に翻訳する。このため実行速度がインタプリタに比べて速い。
インタプリタ
プログラム実行時に1命令ずつ機械語に翻訳し、実行する。このためプログラムを部分的に実行することができる。コンパイラではプログラムがすべて完成していなければプログラムの実行はできない。これに対して、インタプリタの場合は、プログラムが完成してなくても完成している部分まで実行することができる。したがって、プログラムを実行させて確認しながらプログラミングができる。