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初級シスアド 平成16年 春期 問13 解説

解答:ア

各用語の意味はつぎのとおりである。それぞれの用語は、初級シスアドで重要な用語であるから必ず覚えて欲しい。

スループット(throughput)
単位時間当たりに処理できる仕事量のことである。最近では、ブロードバンドルーターの性能を表す指標としても用いられる。例えばブロードバンドルーターで、90Mbpsと表記されていれば1秒間に90Mビット処理ができるということである。もちろんこの数値が高いほうがブロードバンドルーターの性能は高い。
ターンアラウンドタイム(turn around time)
データの入力の開始から、データ出力が完全に終了するまでの時間のこと。主にバッチ処理の指標として用いられる。
タイムスライス(time slice)
複数のタスクに対して、それぞれのタスクに切り替える一定時間のこと。
レスポンスタイム(response time)
応答時間ともいう。データ入力の終了から、出力が開始されるまでの時間のことである。リアルタイム処理やオンライントランザクション処理など即時性が必要とされる処理系で用いられる指標である。

ターンアラウンドタイムとレスポンスタイムは同じように思えるが、それぞれの違いは以下のとおりである。

ターンアラウンドタイムとレスポンスタイムの違い