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初級シスアド 平成16年 春期 問1 解説
解答:ア
キャッシュメモリは、処理装置と主記憶装置の速度差を縮め、高速に処理をおこなうことが目的である。キャッシュメモリは、処理装置(CPU)と主記憶装置の間におかれる。

- イ:キャッシュメモリは命令を並列に処理する装置ではない。
- ウ:命令の解読(デコード)は、処理装置で行われる。
- エ:キャッシュメモリは、データも命令も保持することができる。
なお、処理装置で必要なデータが存在する確率をヒット率という。ヒット率とは逆に処理装置に必要なデータがない確率をNFP(not found probability)という。ヒット率とNFPの関係は、以下のとおりである。
ヒット率+NFP=1
したがって、ヒット率とNFPは以下の式で求めることができる。
- ヒット率=1-NFP
- NFP=1-ヒット率
全体のアクセス時間は、以下の式で計算することができる。
全体のアクセス時間=処理装置のアクセス時間×ヒット率+主記憶装置のアクセス時間×NFP