初級シスアド 平成18年 春期 問11 解説
解答:ア
3層型クライアント・サーバー型システムは、以下の三つの階層で構成されたクライアント・サーバー型システムである。
サーバーの名称 | 役割 |
---|---|
データベース・サーバー | データを格納する |
アプリケーション・サーバー | 各種処理をおこなう |
クライアント | ユーザーの操作や表示を行う |
解答群のAPサーバーはアプリケーションサーバー、DBサーバーはデータベースサーバーを指している。
3層クライアント・サーバー型システムのサーバーの名称と役割を必ず覚えて欲しい。
データベース・サーバーとクライアントの2つに分かれている構成は、2層型のクライアント・サーバー型システムという。
3層クライアント・サーバー型システムにすることで以下のメリットがある。
- データベース・サーバーの負荷が軽くなるのでレスポンスタイムなどネットワークの性能向上
- ソフトウエアの修正が発生したときなどの保守性が向上する
そのほかのサーバー
- 認証サーバー(authentication server)
- インターネットやLANで電子証明書の発行、管理を行うサーバーのこと。認証サーバーで正規ユーザーであるか確認が行われる。
- プロキシサーバー(proxy server)
- LANとインターネットの接続点に設置し、LANからのインターネットへのアクセスを代理で行う。このため代理サーバーともいう。インターネット側からはプロキシサーバーしか見えないのでセキュリティーが向上する。
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