初級シスアド過去問題解答と解説
解答:ウ
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60万円で購入したエアコンの2年後の帳簿価額を求める問題である。車などの資産は使っていくうちに消耗してその価値は下がる。そこで、毎年資産を減らして費用を発生させることを減価償却という。
減価償却の計算方法には、毎年一定の金額を資産から減少させる定額法と毎年一定の比率の金額を資産から減少させる定率法の二つの方法がある。
定額法による減価償却費は以下の式で求める。
減価償却費=(取得価額−残存価額)÷耐用年数
- 取得価額
- 購入したときの価格
- 残存価額
- 減少した金額
- 耐用年数
- 使用可能な年数
この式に問題の数値を当てはめ毎年の減価償却費を求め、2年後の帳簿価額を求める。
取得価額と耐用年数は問題で与えられているので、残存取得価額を求める。残存取得価額は、取得価額の10%である。したがって、残存価額は以下の式で求められる。
- 残存価額
- 600,000×0.1=60,000円
- 毎年の減価償却費を求める
- (600,000−60,000)÷6=90,000円
- 2年後の帳簿価額
- 600,000−90,000×2=420,000円