ITキャパチャージ(IT関連の練習問題)
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初級シスアド過去問題解答と解説
解答:エ
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システムの稼働率を比べるためには解答群のシステム構成を理解している必要がある。それぞれのシステムの特徴は以下のとおりである。
デュアルシステム
同じシステム2系統で同一の処理を行い、それぞれの処理結果を照合する。言い換えると、同じシステムを並列に接続しているということである。
処理結果が違う場合は、どちらかのシステムに障害が発生している可能性がある。この場合は、自動的に障害の発生したシステムを切り離し、正常なシステムのみでシステムを継続して稼働する。どちらか一方のシステムに障害が発生してもシステムを停止せずシステムの稼働を維持できる。
コールドスタンバイシステム
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デュアルシステムと同様に同じシステムを2系統用意する。
デュアルシステムと違うのは一方を運用系、もう一方を待機系とすることである。システムに障害が発生していないときは、待機系は別の処理を行う。運用系に障害が発生した場合は待機系に手動で切り替える。
この切り替え作業の間はシステムを停止しなければならない。この停止時間が発生するためデュアルシステムと比べると稼働率が低くなる
メーンで使用しているパソコンとは別に予備のパソコンを持っているイメージである。メーンのパソコンが正常に使えるときは予備のパソコンで印刷など別な処理を行っているという状態を頭に浮かべると分かりやすい。
シンプレックスシステム
もっとも一般的なシステム構成である。
家庭やオフィスで使うパソコンをイメージするとよい。システムを構成するのに必要な装置のみで構成されている。
デュアルシステムやコールドスタンバイシステムのように障害に対して予備のシステムなどは持っていない。このため障害が発生するとシステムが停止し、障害が発生した個所を修理などを行っている間はシステムが停止している。
例えばパソコンのハードディスクが故障した場合、故障したハードディスクを交換し、ハードディスクのデータをバックアップから元に戻す間はパソコンが使用できないというイメージである。