初級シスアド過去問題解答と解説
解答:エ
スポンサードリンク
コンテンツフィルタリング(contents filtering)には、Webサイトの閲覧を制限するものと、電子メールの送信を制限する2種類がある。この問題は後者の電子メールについてである。
Webサイトの閲覧を制限するためのコンテンツフィルタリングは、ユーザーがアクセスしようとしているサイトが一定のルールに従ってチェックする。登録されている閲覧禁止サイトや特定のキーワードを含むWebサイトへのアクセスを遮断する。
メールの場合もほぼ同様で電子メールの本文や添付ファイルに設定されたキーワードを含んでいると、メールの送信を保留したり、メールを削除したりすることが可能である。
電子メールのコンテンツフィルタリングを導入することで、電子メールから社内情報や個人情報の漏えい防止することができる。
- ア 電子メールであれば、情報漏えいの可能性がある。電子メールのアドレスの公開、非公開を問わずチェックを行う必要がある。
- イ スパムメール(迷惑メール)の抑止には効果がある。具体的には、スパムメールが原因で、フィッシングやスパイウエア、コンピュータウイルスの感染を防止することができる。しかし、スパムメールと情報漏えいには直接の関係がない。また、スパムメールは、送信者のアドレスを詐称していることが多い。
- ウ 電子メールの本文に個人情報や社内機密情報が記述されている可能性がある。また、コンピュータウイルスの感染によって利用者が知らないうちにメールが送信されていることも考えられる。このため送信されるメールすべてにコンテンツフィルタリングをかけるべきである。