初級シスアド過去問題解答と解説
解答:エ
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リモートアクセス(remote access)は、電話回線やインターネットなど別のネットワークを経由して離れた場所からネットワークを使用することである。例えば、自宅からインターネットを使って、学校や社内のネットワークにアクセスすることである。
リモートアクセスでは、ネットワークを外部から接続できるため、便利な機能である。しかし、外部からの不正アクセスのリスクもある。したがって、内部のネットワークへのアクセス以上のセキュリティー強化が必要不可欠である。
一度しか使用できないワンタイムパスワードを使用し、認証を強化したり登録された電話番号に電話をかけ直すコールバックなどが有効セキュリティーを高めるために有効である。
- ア IPアドレスは、改ざんが可能であるためIPアドレスで使用者を特定することは不適切である。
- イ IPアドレスは、改ざんが可能であるので、IPアドレスを用いたコールバックは危険である。しかし、電話番号などを用いたコールバックは、セキュリティー機能を高めることができる。コールバック'(callback)は、接続要求を受けると、いったん回線を切断し接続ユーザーに電話をかけ直すことである。あらかじめ登録されている電話番号にしか電話をかけ直さないということが可能である。このためリモートアクセスのセキュリティー機能を高めることができる。
- ウ ユーザーIDだけでは、ほかの人間がユーザーIDを使う“なりすまし”が可能である。ユーザーIDだけで接続を許可するのは危険である。