初級シスアド過去問題解答と解説

解答:ウ

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データベースにおいてデータの追加や更新、削除を繰り返して行うと、データの記憶領域に使用されない領域が点在するようになる。この状態になると、データ検索など処理に時間がかかるようになり、システムの性能低下が発生する。

データの追加や更新、削除によって発生するため防ぎようがない。これを解消するために定期的にデータベースの再編成処理を行い、不連続な空き領域を解消する必要がある。

これはハードディスクの断片化(フラグメンテーション)が発生するのと同じである。断片化とは、ハードディスク上で使用されていない領域が発生し、データが不連続に書き込まれる現象のことである。ハードディスクの断片化が発生すると、データのアクセス時間が長くなる。ハードディスクの断片化を解消するために、ユーティリティーソフトなどを使って、ハードディスクのデータを再配置するデフラグを行う。

  • ア 削除したキーを再利用するためにデータベースの再編成処理を行うのではない。一度削除したキーを再利用するとトラブルの原因となるので避けたほうがよい。
  • イ データベース内のレコードを更新するたびにレコードが必ず増えるわけではない。これはデータベースの設計の問題である。データベースの再編成処理とは関係がない。
  • エ データベースを運用していくうちにデータ項目の追加や修正は発生する。このためにデータベースの再編成処理は必要になることが多い。しかし、データの項目の修正などは定期的に発生するのではない。したがって、必要に応じてデータベースの再編成を行う。