初級シスアド過去問題 解答・解説
解答:エ
初級シスアドでは会計に関する問題が近年毎回出題されている。簿記や会計は、簿記検定試験があることから分かるようにとても内容が深い。
初級シスアドでは、仕訳など具体的な内容の問題は出題されていない。初級シスアドにおける会計の学習ポイントは図の内容を覚えることである。
初級シスアドにおける会計の学習ポイント
- 帳簿の役割
- 貸借対照表と損益計算書の構成と意味
総勘定元帳は、仕訳帳から作成される。仕訳帳に記入された内容を勘定科目ごとにまとめたものである。そして、総勘定元帳から試算表を作成し、貸借対照表や損益計算書を作成する。
この貸借対照表や損益計算書のことを財務諸表または決算書という。決算書で会社の財務状況や経営状態が分かる。
貸借対照表では、会社の資金の運用や調達など財政状況が分かる。
損益計算書では、いくらもうかったかなど会社の経営成績が分かる。
財務諸表(決算書)には、貸借対照表と損益計算書に加えて、お金の流れを表したキャッシュフロー計算書がある。
- ア 試算表は、総勘定元帳より勘定科目ごとにまとめたものである。勘定科目とは取引を分類するうえでの名前のことである。
- イ 仕訳帳は、取引を記録した帳簿である。取引とは会社や組織においてお金の動きのことである。例えば、商品の販売やお金の貸し借りなどが取引である。つまり、仕訳帳は、会社のすべてのお金の動きを記録した帳簿である。
- ウ 試算表を元に貸借対照表と損益計算書を作成する。貸借対照表と損益計算書の作成過程の一覧表が精算表である。
仕訳や総勘定元帳、試算表、貸借対照表、損益計算書を作成するのが簿記である。簿記の知識も重要なビジネススキルである。できれば初級シスアドの次に簿記の勉強をするとよいだろう。
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