初級シスアド過去問題 解答・解説

解答:ウ

初級シスアドではコンピュータウイルスの問題はよく出題されている。初級シスアドのコンピュータウイルス対策の問題はコンピュータウイルス対策基準を元にした出題が予想される。このためぜひ、目を通しておきたいページである。

経済産業省告示のコンピュータウイルス対策基準では、ウイルス感染を防止するため、コンピュータにソフトウェアを導入する場合は、ウイルス検査を行うこと。(5.システム管理者基準 a.コンピュータ管理 (5))とある。

経済産業省告示のコンピュータウイルス対策基準は、コンピュータウイルスに対する予防、発見、駆除、復旧等について実効性の高い対策をとりまとめたものである。

  • ア 直近のバックアップがウイルスに感染している可能性がある。このためウイルスチェックを行ってウイルスが検出されないことを確認してからシステムディスクを復元しなければならない。
  • イ コンピュータウイルスの二次感染を防止するためにコンピュータウイルスの感染が分かったら、まず感染したコンピュータをネットワークから切り離すことが先決である。その後、システム管理者のに連絡し、指示を受ける。コンピュータウイルスの種類によっては、駆除できればディスクの初期化を行わなくてもよい場合がある。
  • エ デバッグ用の命令はコンピュータウイルスの感染には関係がない。ただし、プログラムを残しておくと、それがセキュリティーホールになることもある。したがって、開発が終了し、不要になったデバッグ用の命令は、削除することが望ましい。