初級シスアド過去問題 解答・解説

解答:エ

初級シスアドバスタブ曲線

  • ア 新しいバージョンのプログラムが利用できないことで顧客とのデータなどの交換に支障をが出てくる。したがって、システムのライフサイクルは終わりであると判断できる。
  • イ 修正を繰り返しプログラムが複雑になり、これ以上の変更には耐えられない状態の場合はシステムのライフサイクルの終わりである。
  • ウ ハードウエアの故障が増え、修復時間がかかるということは、システムの停止時間が長くなったということである。ハードウエアの導入してからの経過時間と故障回数をグラフで表したバスタブ曲線で言う摩耗故障の段階である。このためシステムのライフサイクルは終わりであると判断できる。

システムが開発を終え実際に運用されてから、システムがその役目を終え廃棄されるまでの期間をシステムのライフサイクルという。

システムのライフサイクルの終わりかどうかの判断基準は、修理や機能追加などによってシステムの運用が可能であるかどうかである。もし、機能追加などでも対応できなくなり業務に支障があればシステムのライフサイクルの終わりである。

簡単な例では、OSのヴァージョンアップによって、現在使用しているOSのサポート期限が切れ、パッチなどの提供が受けられなくなったとしよう。このとき新しいOSにする場合、ハードウエアが新しいOSに対応するだけの性能がない場合は、システムのライフサイクルの終わりであると判断できる。このほかにも解答群のア、イ、ウの場合もシステムのライフサイクルは終わりである。

エのセキュリティーに関しては、システムに適切なセキュリティー対策を施すことによってシステムは継続運用は可能であるため、システムのライフサイクルの終わりと判断するのは不適切である。

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