初級シスアド 平成18年 春期 問7 解説
解答:ウ
- ア UNIXにおいてFDやCD-ROM上ののファイルもディレクトリの一部として取り扱われるためドライブ名の指定は必要ない。
- イ UNIXではすべてのファイルを単一のディレクトリツリーで管理する。したがって、ドライブの指定は不要である。このファイル管理方法はWindowsにおけるファイル管理である。
- エ アクセス権の設定によって所有者以外でもホームディレクトリにアクセス可能である。したがって、ホームディレクトリでファイルの共用は可能である。
UNIXではすべてのファイルを単一のディレクトリツリーで管理する。ネットワーク上のファイルやFD、CD-ROMに記録されているファイルも例外ではなく、ディレクトリに割り付けてアクセスする。
したがって、Windowsのようにドライブ名やネットワーク上のコンピューターの指定は必要ない。
それに対してWindwsはドライブごとにファイルを管理する。このためファイルを指定する場合はドライブ名の指定が必要である。
まとめ
- UNIXはすべてのファイル管理を単一のディレクトリツリーで管理する
- CD-ROMやFDなど取り外し可能な記憶媒体も同一ディレクトリツリーで管理する
- ネットワーク経由のリモートファイルも同一ディレクトリツリーで管理する
- Windowsはドライブ単位のディレクトリツリーで管理する
- ファイルのアクセスにはドライブ名の指定が必要である