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初級シスアド データ構造
物を入れるときに物によって適切な入れ物があるようにコンピューターの中でも取り扱うデータやその性質によって適切な入れ物がある。これをデータ構造という。
- 木構造
- キュー
- スタック
- リスト
- 配列
それぞれのデータ構造の特徴は次のとおりである。
木構造(ツリー構造)
木構造とは以下の図のようなデータ構造である。節から見て上を上位、下を下位という。また、上位の節を親と呼び、下位の節のことを子と呼ぶ。
木構造は親の節から子の節へ順にたどっていくことで、データを取り出すことができる。
インターネットなどのTCP/IPネットワークにおいて、ドメイン名やコンピューター名からIPアドレスを求めるDNS(domain name system)は、木構造を使ってドメイン名やIPアドレスを管理している。
初級シスアドでは木構造に関する出題が多いので必ず覚えておいて欲しいデータ構造である。
キュー(queue)
格納した順序でデータを取り出す先入先出(FIFO:fast in fast out)のデータ構造である。キューのことを待ち行列ともいう。駅やバス停で乗車順番に待っているイメージである。プリンターの印刷待ちをさせるときに使われている。
スタック(stack)
スタックは積み重ねるという意味である。格納した順序とは逆の順序でデータを取り出す後入先出(LIFO:last in fast out)のデータ構造である。
本を積み上げて、上から取り出すイメージである。
リスト(list)
データ部と次のデータや前のデータを示すポインタでデータを構成している。
ポインタを持っていることでデータが順番に並んで記録されていなくてもよい。また、データの追加と削除が容易である。
配列
データの位置を配列名と添字で表す。テストの点数において、国語、数学と英語のように同じデータをまとめて管理するときなどに使われる。
初級シスアドデータ構造過去問題
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