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NTFSについて(NT file system)
WindowsNTやWindows2000、WindowsXP、Windows Serverの性能を最大限発揮できるファイルシステムがNTFS(NT file system)である。FATに比べてNTFSは、セキュリティーや信頼性が高い。例えば、ファイルに細かくアクセス権を設定できる。また、ディスクを読み書きした情報をデータベースに記録しているので、ディスクに障害が発生してもこのデータベースを参照してディスクの内容を復旧することができる。また、ファイルを暗号化することもできる。
FATからNTFSへの変換方法
FATからNTFSへの変換方法は、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行する。
[convert 変換したいドライブ名: /fs:ntfs]
例えば、CドライブをNTFSに変換するときの手順は以下のとおりである。
NTFSに変換してもハードディスクの内容はそのまま保持される。
NTFSへの変換後、FATに変換はできない。どうしてもFATに戻す必要があるときは、ハードディスクをフォーマットしてWindowsを再度インストールしなければならないので注意して欲しい。
1.コマンドプロンプトの起動
以下のいずれかの方法でコマンドプロンプトを起動する。
- [スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]
- [スタート]→[ファイル名を指定して実行]→名前に「cmd」と入力し、[OK]
2.コマンドプロンプトでNTFSへ変換するコマンドの入力
c:\>に続けて[convert c: /fs:ntfs]と入力してEnterキーを押す。
*[ ]は入力しない。c:\>convert c: /fs:ntfsと入力する。
3.Windowsの再起動
Windowsがインストールされているディスクを指定すると、システム起動中であるためへ変更できないというメッセージが表示される。次回のシテム再起動時にスケジュールしますか?と聞いてくるので「y」を入力してEnterキーを押し、再起動を行う。
*これはWindowsがインストールされているドライブを変換する場合に表示される。それ以外のドライブを変換するときはこのメッセージは表示されず、NTFSへの変換が開始される。
4.コマンドプロンプトの終了
[exit]と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを終了する。
5.ファイルシステムの確認
Windows2000にログオンする。そして、マイコンピュータを開いて指定したドライブのプロパティを開いてファイルシステムがNTFSに変換されていることを確認する。
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