答え:ア
ツールを使わなかったときの開発費は以下のとおりである。
6か月 × 10人 × 1,000,000円 = 60,000,000円
ツールを使用したときの開発費は
4か月 × 10人 × 1,000,000円 = 40,000,000円
低減できた開発費用は、ツールを使わなかったときの開発費 − ツールを使った時の開発費で計算できる。ただし、ツールも含めた開発費であるから、ツールの代金を引いてやらなくてはいけない。
60,000,000円 − 40,000,000円 − 15,000,000円 = 5,000,000円
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答え:イ
データの圧縮伸張機能をもったソフトウエア導入前の1か月の料金を求める。そのために1日の使用量を求める。1日あたりの使用時間である50分30秒を秒に変換し、課金単位である1分(60秒)で割ってやる。なお、1分単位で課金されるため小数点以下は切り上げる。
3,030秒 ÷ 60秒 = 51
40円が51あるのだから1日当たりの料金は
40円 × 51 = 2,040円
1か月の稼働日は20日、基本料が月額2,600円であるから1か月の料金は以下の式で求められる。
2,040円 × 20日 + 2,600円 = 43,400円
つぎに圧縮伸張機能をもったソフトウエア導入後の1か月の料金を求める。データ圧縮率が60%ということは、通信時間が導入前の60%になったということである。よって通信時間は、次の式で求められる。
3,030秒 × 0.6 = 1,818秒
使用量を求める。以降の考え方はソフトウエア導入前と同じである。
1,818秒 ÷ 60秒 = 31
40円が31あるのだから、
40円 × 31 = 1,240円
よって1か月の使用料金は、
1,240円 × 20日 + 2,600円 = 27,400円
1か月で節約できた料金は
43,400円 − 27,400円 = 16,000円
ソフトウエアの購入費用を節約できた料金で割ってやれば何か月で回収できるか求められる。
112,000円 ÷ 16,000円 = 7か月
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正解:ウ
まず、圧縮しない場合のファイルへ出力する時間を考える。ファイル出力に要する時間は1kバイト当たり10ミリ秒であるから、ファイルの出力時間は次の式で求めることができる。
2,000kバイト × 10ミリ秒 = 20,000ミリ秒(20秒)
つぎに、圧縮する場合を考える。圧縮する場合はファイルの出力時間と圧縮に要する処理時間が必要である。つまり、ファイル出力に要する時間+圧縮に要する処理時間で求めることができる。
圧縮に要する処理時間
2,000kバイト × 5ミリ秒 = 10,000ミリ秒 (10秒)
ファイルの出力時間
2,000kバイト × 0.5 = 1,000kバイト
1,000kバイト × 10ミリ秒 = 10,000ミリ秒(10秒)
10秒 + 10秒 = 20秒
以上よりこの条件の場合は、圧縮して出力する時間と圧縮しないで出力する時間は変わらない。
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正解:ウ
4年間のリース料は、1,152万円である。リース料の総額を1,200万円とするのだから、その差額は、1,200万円−1,152万円=48万円である。この48万円を再リース時の月額リース料で割ってやれば再リース時の使用月数が求められる。再リース時の月額リース料は、当初の月額リース料の1/12であるから、当初の月額リース料を求めてその金額の1/12である。
最初の4年間の月額リース料を求める。リース料の総額1,152万円を4年の月数で割ってやればよい。
11,520,000円 ÷ (4年×12) = 240,000円
再リース時の月額リース料は、当初の月額リース料の1/12だから、
240,000円 × 1/12 = 20,000円
48万円を再リース時の月額リース料20,000円で割ってやると、再リースにおける使用月数が求められる。
480,000円 ÷ 20,000円 = 24か月
当初のリース期間4年の月数と、再リースの使用月数を加えてやればリース料1,200万円における使用月数が求まる。
4年 × 12 + 24か月 = 72か月
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正解:エ
実現可能な最大利益は何円か。ということであるから利益の高い製品から順に多く製造すればよい。製品X、製品Y、製品Zの中で利益の高い製品を考える。利益の高い製品とは単位時間当たりの利益が高い製品のことである。それぞれの単位時間当たりの利益を求める。ここでは、単位時間当たりというのは、1分間あたりの利益のことである。
製品名 |
1分当たりの利益 |
製品X |
1,800円 ÷ 6分 = 300円 |
製品Y |
2,500円 ÷ 10分 = 250円 |
製品Z |
3,000円 ÷ 15分 = 200円 |
製品Xを多く作れば高い利益が得られることが分かる。ただし、多く作るといっても月間需要量上限があるので、製品Xを月間需要量上限まで作ればよい。月間需要量上限まで製品Xを作ったときの利益は、利益 ×
月間需要量上限で求められる。
1,800円 × 1,000個 = 1,800,000円
工場の使用時間は月間200時間である。製品Xを1,000個作ったときの残り時間を求めよう。製品の製造時間は、組立所要時間 × 製造数で求められる。
200時間 × 60分 − 6分 × 1,000個 = 6,000分
残り6,000分で製品Xの次に利益の高い製品Yを月間需要量上限の範囲内もしくは6,000分以内で多く作ればよい。製品Yを6,000分でいくつ製造可能か求める。
6,000分 ÷ 10分 = 600個
6,000分では600個作れることが分かった。製品Yの600個の利益は
600個 × 2,500円 = 1,500,000円
残り時間ですべて製品Yを製造したので残り時間は0である。よって利益は、製品Xの利益と製品Yの利益を加えたものである。
1,800,000円 + 1,500,000円 = 3,300,000円
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