初級シスアド過去問題解答と解説
解答:ウ
カラー画像の圧縮伸長方式であるJPEG(Joint Photographic Experts Group;ジェイペグ)は、画質の劣化が少なくファイルの容量が小さいのが特徴である。JPEGはファイルを伸長したとき、完全に元の画像には戻らない。これを非可逆圧縮方式という。
BMP(bitmap)は、画像を点の集合として扱うファイル形式である。JPEGなどに比べてファイルの容量が大きくなる。
GIF(graphics interchange format;ジフ,ギフ)は、カラーの静止画像の圧縮伸長方式である。扱える色数が256色である。このため写真などには用いられず使用色数の少ないイラストなどで用いられる。JPEGに比べてファイルの容量は小さい。
静止画像の形式としてPNG(portable network graphics;ピーエヌジー)もある。PNGはビットマップ形式の画像ファイルである。1ピクセルを最大48ビットで表現できるため画像劣化が少なくなく、データの圧縮を行うのでファイルの容量も小さくて済む。GIFに代わるファイル形式として考案された。
MPEG(Moving Picture Experts Group)は、カラー動画を圧縮する方式である。MPEGには、画像はやや劣化するが画像処理が簡単なMPEG1、MPEG1より高画質なMPEG2、移動通信などで用いられるMPEG4などの規格がある。