初級シスアド過去問題解答と解説
解答:イ
スワッピングとは、仮想記憶方式において主記憶と磁気ディスク間のデータを交換することである。
スワッピングは実行するプログラムやデータが主記憶にないときに補助記憶からデータを主記憶に読み込むときにおこなわれる。磁気ディスクは主記憶に比べてアクセス速度が遅いためスワッピングが多発すると処理時間が長くなる。
それに加えて、CPUもスワッピングの処理をおこなうため処理時間が長くなる。スワッピングが多発する現象をスラッシング現象という。
スラッシング現象が起こる原因は、主記憶の容量が小さいことが原因である。したがって、スラッシング現象を減らすためには主記憶の容量を大きくすることで解決できる。
CPUを高速なものに変更すれば処理時間は短縮できるがスワッピングの回数を押さえることには効果がない。
高速な主記憶に変更してもCPUと主記憶とのデータのやり取りは速くなるがスワッピングの発生を抑えることには効果がない。