初級シスアド アローダイヤグラム 平成14年秋期 問40解説

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■問2■
   

正解:ア

 作業終了日数に影響を与えるのはクリティカルパス上の作業である。したがって、まずクリティカルパスを求める。クリティカルパスは、最初に最早結合点時刻を求め次に最遅結合点時刻を求める。最遅結合点時刻−最早結合点時刻から余裕日数を計算し、余裕日数0の経路がクリティカルパスである。問題の最早結合点時刻、最遅結合点時刻および余裕日数からクリティカルパスは次のようになる。

    初級シスアドアローダイヤグラムのクリティカルパス

 解答群の「ア」がクリティカルパス上の作業である。A→Cの作業を1日短縮したときの最早結合点時刻、最遅結合点時刻、余裕日数およびクリティカルパスを再度求めると、次のようになる。

    初級シスアドアローダイヤグラム日数変更後のクリティカルパス

 AからCの作業を1日短縮することで終了日数は1日短縮できる。作業日数を変更すると、クリティカルパスが変わることがあることも分かる。この場合は、2つのクリティカルパスがある。クリティカルパス上の作業日数を減らしても単純にその日数分が短縮される訳ではないので注意が必要だ。
 作業日数を増減したときは、再度クリティカルパスを求めて確認することが大切だ。

  クリティカルパスの求めかたについては初級シスアド講座 アローダイヤグラムを見て欲しい。

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