Q課長 |
「 |
営業部の管理職は,売上増に関心が強いことが分かっている。したがって,新システムの顧客データを使って売上に結びつける活用方法を説明したい。説明会の第1のポイントは,管理職に活用方法をよく理解してもらうことにしよう。」 |
R君 |
「 |
一般の営業員は新システムの利用による日々の業務効率向上に関心が強い。」 |
Q課長 |
「 |
一般の営業員が業務効率向上のための活用方法を理解することが,積極的な利用につながる。これを第2のポイントにしよう。」 |
T君 |
「 |
新システムの操作に慣れることができるかどうか不安に思っている人もいます。」 |
S課長 |
「 |
新システムは,初めて使う人でも使いやすくできている。使いやすさを分かってもらい,不安を解消することを,第3のポイントにしよう。」 |
T君 |
「 |
営業各課から顧客データを収集し,新システムヘのデータの登録を完了しました。顧客データの最終収集時点以降の更新分は各課で新システム稼働後にできるだけ早く登録,更新してもらうことが必要です。」 |
S課長 |
「 |
それなら,稼働後,早急に登録と更新を行ってもらうために,各課の作業を理解してもらうことを,第4のポイントとしよう。」 |
R君 |
「 |
以前,あるシステムの稼働時に,情報システム部に質問しても回答が遅かったり,たらい回しにされたりした,という苦情がありました。」 |
S課長 |
「 |
あのときはそのシステムの稼働開始時期と別システムの開発時期が重なって混乱を招いてしまった。今回は,稼働開始時に専任のサポート担当者を用意し,迅速に対応したい。サポート体制を分かってもらい,不安を解消することを,第5のポイントとしよう。」 |
T君 |
「 |
それでは,私が新システムの設計書やこれまでの説明会の事例を参考にして,以上の五つのポイントを説明項目に入れたシステム説明会素案を作成します。」 |