データベースの統合に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。
P出版社では,レジャー誌のQ誌とスポーツ誌のR誌を発行している。両誌は月刊誌で,定期購読の顧客だけに販売している。購読期間は,4月から翌年の3月までで,中途で購読を開始した場合も3月までの契約としている。
両誌の購読者データベースは,別々に作成している。その構造は,図1,2に示すとおりである。また,それぞれの職業分類コードを,表1,2に示す。
両データベースのキーは購読者コードであり,1から順に番号を付けている。それぞれの購読者データベースで,購読者名,住所,電話番号のすべてが同じレコードは,一つだけとする。契約区分は,契約時に1とし,契約終了時に,再契約しない場合は
0
とする。契約部数は,再契約しない場合も,そのままの値とする。両データベース中の購読者名,住所,電話番号が同じであれば,同じ購読者である。
P出版社では,全社で購読者の一元管理を行い,今後の購読者サービスに生かせるよう,Q誌,R誌の購読者データベースを次の点に注意して,統合することにした(図3)。
(1) |
統合後の購読者コードは,新たに振り直す。 |
(2) |
同一の購読者は,住所,電話番号,購読者名をキーとして,名寄せして一つにまとめる。 |
(3) |
購読者からの問合せに対応できるように,統合前の旧購読者コードも分かるようにする。 |
(4) |
統合する際,項目の削除は行わない。 |
(1) |
Q誌購読者データベース又はR誌購読者データベースの一方にしか情報のない購読者は,情報のない雑誌の購読情報をすべて空値(ナル)にする。 |
(2) |
R誌購読者データベースだけに情報のある購読者の場合,個人・法人区分は,0
にする。 |
(3) |
Q誌購読者データベースの職業分類コードは,各職業名に対応するR誌用職業分類表のコードを使用する。ここで,Q誌職業分類コードの
5 (アルバイト)については, 91 (その他)とする。 |
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