初級シスアド 過去問題 平成12年 春期 午前(問11〜問20)

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■問11■
表計算ソフトを用い、前年度の各支店における売上高と営業要員数から営業要員ごとの平均売上高を求め、さらに全支店の合計値と全営業要員の平均売上高を求めて、上司に報告した。すると、上司から、“セル D7 の計算結果 11303 が、セル D2〜D6 までの平均値 11721 と異なるのはなぜか” と質問された。上司に対する回答のうち、適切なものはどれか。

初級シスアド 平成13年春期問11

〔手順〕
(1) セル B7 に計算式 “合計(B2〜B6)”、セル C7 に計算式 “合計(C2〜C6)” を入力した。
(2) セル D2 に計算式 “B2/C2” を入力した。
(3) セル D2 の計算式を、セル D3〜D7 に複写した。

     

計算式を複写する手順に誤りがあり、誤った計算式が生成されていたので、値が食い違ってしまった。
セル D2〜D6 の値は計算式で求めた値を四捨五入したものであり、その誤差を含んだ値を用いて計算することによって誤差が更に拡大したので、値が食い違ってしまった。
セル D2〜D6 までの平均値 11721 は各支店の営業要員ごとの平均売上高の平均値であり、セル D7 で求めているのは全営業要員の平均売上高なので、値が異なっている。
当社で使用している表計算ソフトは、10 進数を 2 進数に変換してから計算しているので、誤差が生じている。

答え: 

■問12■
データの相関関係を見るために作成した散布図の中で、“負の相関” を示すものはどれか。

初級シスアド 平成13年春期問12

 

答え: 

■問13■
待ち行列モデルの適用事例として、適切なものはどれか。

初級シスアド 平成13年春期問13

1 回当たりの発注コストや 1 個当たりの在庫維持コストなどを基に、在庫商品の発注量を決定する。
過去の売上データを基に、次年度の売上を予測する。
画像情報の密度、大きさ、平均圧縮率、通信速度などを基に、必要な通信時間を計算する。
平均対応時間や電話の平均受付回数などを基に、問合せに対応するサービスデスクの要員数を決定する。

答え: 

■問14■
A社では製造工程で部品の寸法を測定し、X 管理図でその品質を管理している。X 管理図では、上方管理限界と下方管理限界を破線で表し、これら一対の線を管理限界線と呼んでいる。さらに、管理図の中央にある太い実線を中心線と呼んでいる。次の社内標準によって、管理図中の点を異常と判定する場合、図に示した X 管理図で異常と判定すべき点は何個あるか。ここで、管理限界線近くとは、中心線から管理限界線までの距離の 2/3 以上離れた場所をいう。図に示した X 管理図では、中心線から管理限界線までの距離の 2/3 だけ離れた位置を点線で表している。

初級シスアド 平成13年春期問14

〔社内標準〕 異常と判定する基準
(1) 管理限界線の外側又は線上に現れる点
(2) 連続する 3 点中の 2 点以上が管理限界線近くに現れる場合の、管理限界線近くの点
(3)  6 点以上の点が、連続して中心線の上側又は下側に現れる場合の、6 点目以降の点
(4)  3 点以上の点が、連続して上昇又は下降する場合の、3 点目以降の点

   

ア 2 イ 3 ウ 4 エ 5

答え: 

■問15■
ある製品の製造において、100 個当たり 4 個の不良品が含まれることが分かっている。製品出荷後に不良品を交換するには、費用として 1 個当たり 10,000 円かかる。不良品への対処手段のうち、費用が最も少なくすむものはどれか。

初級シスアド 平成13年春期問15

 1 種類の検査を実施する。これによって、出荷前に不良品の 50 %が発見できると予想される。検査にかかる費用は、1 個当たり 150 円である。
 2 種類の検査を実施する。これによって、出荷前に不良品の 75 %が発見できると予想される。検査にかかる費用は、1 個当たり 350 円である。
 3 種類の検査を実施する。これによって、出荷前にすべての不良品が発見できると予想される。検査にかかる費用は、1 個当たり 500 円である。
一切の検査を行わない。

答え: 

■問16■
昨年度の入社試験問題と今年度の入社試験問題を比較するために、大勢の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点を x 軸に、今年度の問題の得点を y 軸にとって、社員全体の相関係数と回帰直線を求めた。結果に関する記述のうち、適切なものはどれか。

初級シスアド 平成13年春期問16

〔結果〕
 相関係数は、0.8 であった。
 回帰直線の傾きは、1.1 であった。
 回帰直線の y 切片の値は、10 であった。

回帰直線の y 切片の値から、今年度の問題の得点が 0 点の人でも、昨年度の問題では 10 点程度とれることが分かる。
回帰直線の傾きから、今年度の問題の平均点は、昨年度の問題の平均点の 1.1 倍であることが分かる。
回帰直線の傾きと y 切片の値から、今年度の問題は昨年度の問題に比べて得点しやすい傾向にあることが分かる。
相関係数が 1 に近い値を示していることから、今年度の問題は、内容の出来が良いことが分かる。

答え: 

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■問17■
ユーザ部門が起票した入力原票を,運用部門が集中してデータ入力する場合,運用部門の処理に関する記述のうち,適切なものはどれか。

初級シスアド 平成13年春期問17

入力原票1件ごとの入力結果の確認は,処理結果リストをユーザ部門に送付し,ユーザ部門が行うことにしている。
入力原票の記入内容に誤りがある場合は,誤り内容が明らかなときに限りオペレ一夕の判断で入力原票を修正し,入力処理している。
入力原票は処理期日まで運用部門の受付者がそれぞれ保管し,到着の有無,受領枚数の点検などの授受確認は,処理期日直前に一括して行うことにしている。
入力済みの入力原票は,不正使用や機密情報の漏えいなどを防止するために,入力後直ちに廃棄することにしている。

答え: 

■問18■
システム開発技法の一つであるプロトタイピングの特徴に関する記述として,適切なものはどれか。

初級シスアド 平成13年春期問18

ア 開発の各段階を逐次進めていくので,開発管理が容易である。
イ システムの一部(サブシステム)の開発プロセスを繰り返していくので,工程の後戻りが起こりにくい。
ウ 設計上の誤りの発見が遅れがちである。
エ 利用者と開発者の間の,システム要求についての解釈の違いが早い段階で確認できる。

答え: 

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■問19■
作成した WWW ページヘのアクセス件数を調べる目的でアクセスカウンタを作成した。図に示すとおり,二人の閲覧者が同時にアクセスしたところ,サーバ内の処理は @〜C の順序で実行された。二人がアクセスする前のアクセスカウンタの値が 100 であったとすると,処理 C が終了した時点のアクセスカウンタの値は幾つになるか。

初級シスアド 平成13年春期問19

   

ア 100 イ 101 ウ 102 工 104

答え: 

■問20■
A社では,サービスセンタでユーザから保守依頼の電話を受け,サービス車でユーザを訪問し,製品保守を行っている。今度,サービスセンタに GPS を利用した情報システムを導入し,業務改善を行うことになった。そのために,ユーザから電話を受けたとき,作業中でないサービス車のうち,そのユーザに最も近いサービス車を割り当てるシステムを設計した。この情報システムの導入効果を判定するために,導入前後で測定すべき指標として,適切なものはどれか。

初級シスアド 平成13年春期問20

ア サービス車がサービスセンタを出発してから戻ってくるまでの平均所要時間
イ ユーザから電話を受けて,サービス車がユーザに到着するまでの平均所要時間
ウ ユーザからの 1 日当たりの平均依頼電話件数
エ ユーザの所でサービスを開始してから完了するまでの平均所要時間

答え: 

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