初級シスアド講座 ビデオRAMの容量計算(解像度)

ディスプレイに表示する情報は、VRAM(Video Random Access Memory)に蓄積される。VRAMの容量(バイト数)によって、表示できる色の数や解像度が決まる。このVRAMの容量をどのようにして求めればよいか次の例題から考えてみよう。

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  まず、1ドットあたり256色を表示するということは、1ドットあたり何ビット必要であるかということだ。256=2である。このときの指数部の数字は必要なビット数を表わしている。したがって、256色を表示するためには、8ビット必要である。

         

  つまり、必要な発色数からその発色に必要なビット数を求めるには、必要な発色数を2で表現すればよい。この考え方は重要である。しっかり覚えて欲しい。

                    

 *2nは必要な発色数以上で、値のもっとも小さい2nのことである。たとえば、必要な発色数が  256色のときは、28以上(29,210,211・・・)であれば式を満たすことになるが、値のもっとも小さい2nであるから、28となり、8ビットとなる。

1024×768ドットで1ドットあたり8ビット必要だから、必要なバイト数は、次の式で求められる。

         

したがって、

         

となる。これをMバイトに直すと、

         

である。0.79Mバイトあれば1,024×768ドットで、1ドットあたり256色表示が可能である。

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