まず、1ドットあたり256色を表示するということは、1ドットあたり何ビット必要であるかということだ。256=28である。このときの指数部の数字は必要なビット数を表わしている。したがって、256色を表示するためには、8ビット必要である。
つまり、必要な発色数からその発色に必要なビット数を求めるには、必要な発色数を2nで表現すればよい。この考え方は重要である。しっかり覚えて欲しい。
*2nは必要な発色数以上で、値のもっとも小さい2nのことである。たとえば、必要な発色数が 256色のときは、28以上(29,210,211・・・)であれば式を満たすことになるが、値のもっとも小さい2nであるから、28となり、8ビットとなる。
1024×768ドットで1ドットあたり8ビット必要だから、必要なバイト数は、次の式で求められる。
したがって、
となる。これをMバイトに直すと、
である。0.79Mバイトあれば1,024×768ドットで、1ドットあたり256色表示が可能である。
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