故障率が与えられている稼働率の計算は、「1−故障率」で稼働率を求めて計算すればよいことが分かった。
故障率が0.2だから、装置の稼働率は、
1−0.2=0.8
である。したがって、次のようになる。
まず、並列に接続された部分の稼働率を求める。並列に接続された装置の稼働率は
「稼働率=1−(1−装置1の稼働率)×(1−装置2の稼働率)」で求められる。したがって、稼働率は、
1−(1−0.8) × (1-0.8)=0.96
となる。
稼働率0.96の装置と稼働率0.8の装置が直列に接続されていると考えられる。直列に接続された装置の稼働率は、「装置1の稼働率×装置2の稼働率」で求められる。したがって、稼働率は、
0.96 × 0.8 =0.768
となる。
故障率で直列のシステムの稼働率と並列のシステムの稼働率を表わす
直列のシステムの稼働率は、「装置1の稼働率 ×
装置2の稼働率」で求めることができる。これを故障率で表わすと、「(1−装置1の故障率)×(1−装置2の故障率)」となる。
並列のシステムの稼働率は、「1−(1−装置1の稼働率)×(1−装置2の稼働率)」で求めることができる。この式中の(1−装置1の稼働率)と(1−装置2の稼働率)は故障率を表わしていることに気が付くだろう。したがって、故障率で表わすと、
「1−装置1の故障率×装置2の故障率」で表わすことができる。
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