初級シスアド講座

初級シスアド 入出力インタフェース

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入出力インタフェース

初級シスアドの試験では入出力インターフェースに関する問題がよく出題される。入出力装置と補助記憶装置を併せて周辺装置という。周辺装置とパソコンの接続方式のことを入出力インタフェースという。

入出力インタフェース

入出力インタフェースは、データの転送単位により、1ビットずつ転送するシリアルインタフェースとデータを何ビットかまとめて転送するパラレルインタフェースの2つの方式がある。

入出力インタフェース

Point 入出力インタフェースは2種類の方式がある

●1ビットずつ転送するシリアルインタフェース
●何ビットかまとめて転送するパラレルインタフェース

シリアルインターフェース

シリアルインタフェースは以下ようなものがある。

種類特徴伝送速度
RS-232C モデムなどを接続するときに使用される
USB USBはUniversal Serial Busの略で、パソコンと周辺機器全般の接に使用される。接続可能な機器の数は、USBハブを用いることで最大で127台である。USBの規格にはUSB1.1とさらに高速転送可能なUSB2.0がある。 USB1.1 12Mビット/秒
USB2.0 最大480Mビット/秒
IEEE1394 パソコンと周辺機器全般の接続に使用される。接続可能な機器の数は、最大で63台である。 100Mビット/秒
200Mビット/秒
400Mビット/秒

パラレルインターフェース

パラレルインタフェースは以下ようなものがある。

種類特徴
IDE/E-IDE ハードディスクやCD-ROM装置を接続するときに使用する。接続台数は、IDEで2台、E-IDEで4台まで接続可能である。
SCSI パソコンと周辺装置を接続するときに使用される。8ビットのパラレルインタフェースである。装置から装置へ芋づる式に接続するディジーチェーン接続によって最大7台の装置が接続可能である。ケーブルの最大長は規格によって異なるが1.5mから25mである。
セントロニクス パソコンとプリンタの接続に使用される。8ビットのパラレルインタフェース。
GPIB 計測機器を接続するときに使用される。接続可能台数は、最大で15台である。

USBを使った周辺機器との接続方法

USBでパソコンと周辺機器を接続する場合において、パソコンのUSBポートが空いていればそのポートを使ってパソコンと周辺機器を接続すればよい。しかし、パソコンのUSBポートが足りない場合は、USBハブを使ってUSBポートを増設する。USBハブを介して周辺機器をツリー状に接続する。

USBによるパソコンと周辺機器の接続

USBハブは、USBハブ自体が電源を持つセルフパワードと電源を持たないバスパワードがある。バスパワードは、信号線から電気を供給するため使用電力に制限がある。

ディジーチェーン接続

SCSIで用いられるディジーチェーン接続は次のように接続する。両端の装置には、ターミネータと呼ばれる終端抵抗が必要である。

ディジーチェーン接続

ディジーチェーン接続

ディジーチェーン接続

●装置間を芋ずる式に接続する
●両端の装置には、ターミネータ(終端抵抗)が必要である

装置間をコードレスで接続する

シリアルインタフェースおよびパラレルインタフェースは、その規格のケーブルでパソコンと周辺装置を接続する。パソコンと周辺装置を接続するのにコードレスで接続する方法がある。赤外線を使ったIrDA(Infarared Data Association)無線を使ったBluetoothがある。

IrDAとBluetooth

種類特徴
IrDA赤外線を使って装置間を接続する。ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistants)などで使われる。通信可能距離は最大で1mである。装置間に遮へい物があると通信できない
Bluetooth無線を使って装置間を接続する。ノートパソコン、PDA、ディジタルカメラ、携帯電話などで使われる。通信可能距離は機器間の障害物の有無にかかわらず10mである。

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