装置名
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特 徴
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フロッピーディスク |
ほとんどのパソコンに装着されています。媒体も安価です。
フロッピーディスクは最近、フォーマット済みで販売されていることがほとんどですが、原則としていちばん最初に使用する前にはフォーマットをという作業をし、フロッピーディスクを使用可能な状態にする必要があります。
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ハードディスク |
フロッピーディスクと比較して大量の記憶容量を持っています。ファイルの読み書きも高速です。最近のパソコンでは標準装備されています。記憶容量は数十MB〜数GBといろいろな記憶容量のものがあります。
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CD |
直径12センチの音楽用CDと同じ記憶媒体で650MBの記憶容量を持ちます。読み取り専用のCD-ROM、一度だけ書き込みができるCD−R、何度でも読み書きができるCD-RWがあります。 |
DVD |
大きさはCDと同じ12cmで、片面1層で4.7GBから両面2層で17GBまでの記憶容量があります。CDの次世代記憶メディアとして注目されています。CD-ROMの記憶方式を基本としたDVD-ROM、CD-Rの記憶方式を基本としたDVD-R相変化型の記憶方式を基本としたDVD-RAMがあります。 |
MO |
光磁気ディスクと呼ばれレーザ光線と磁性体を利用してデータを読み書きする装置です。230MBから640MBまで記憶できる。 |
DAT |
ストリーマとも呼ばれます。カセット式の磁気テープを利用した大容量の記憶が可能な装置で、1本のテープで数百MBから数GBの記憶が可能です。ハードディスクのバックアップに使用されます。 |
フラッシュメモリカード |
電気的にデータの読み書きが行える電気を切っても記憶内容を保持する不揮発性半導体フラッシュメモリを使ったカード型の記憶媒体です。ノート型パソコンの記憶装置として使用されています。 |
記憶媒体の記憶容量を問う問題も出題されています。主な記憶媒体の記憶容量の記憶容量は覚えておいてください。
主な記憶媒体(メディア)の記憶容量
媒
体 |
記憶容量 |
備
考 |
CD-R |
650Mバイト、700Mバイト |
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DDS |
DDS |
2Gバイト |
磁気テープを利用した大容量記憶装置。圧縮機能を備えている。圧縮機能を使うと記憶容量は2倍になる。 |
DDS-2 |
4Gバイト |
DDS-3 |
12Gバイト |
DDS-4 |
24Gバイト |
DVD |
DVD-ROM |
4.7Gバイト |
読み取り専用 |
DVD-RAM |
データ記録用 |
DVD-RW |
映像記録用 |
DVD+RW |
DVD-RWとは互換性がない |
MO |
28Mバイト、230Mバイト、540Mバイト、640Mバイト |
1Gバイトを越える大容量をサポートしている規格もある。 |
記憶容量を問う問題も出題されています。次の例題を考えてみましょう。
<<例題>>
新聞の内容をCD-Rに記録する場合、1枚のCD-Rにはおよそ何日分が記録できるか。
ここで、CD-Rの記憶容量は640MBで、新聞一日分は朝刊と夕刊の合計で44ページとし、新聞1ページの容量は50KBであり、これを圧縮率50%で記録できるものとする。ここで、1MB=106、1KB=103とする。
(平成11年度 春)
新聞1日分記録するのに何Kバイト必要か考えます。1ページの容量は50KB、1日分は44ページですから次の式で計算できます。
50KB × 44ページ= 2,200KB
1日分記録するためには、2,200KBが必要です。ここで注意しなくてはいけないのは、圧縮率50%で記録できるということです。2200KBの50%の容量で記憶できるということです。したがって、
2,200KB × 0.5 = 1100KB
圧縮率50%で記録すると1日分1,100KBの記憶容量が必要です。CD-Rの記憶容量は640MBですから、
640MB ÷ 1.1MB = 581日
581日分記憶できます。この計算で注意しなくてはいけないのは、単位をそろえて計算するということです。1,100KBを1.1MBに変換して単位をMBにそろえて計算するという具合です。
この問題はCD-Rが記憶媒体でしたが、違う記憶媒体でも同じ考え方で計算することができます。
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